自動車部品

概要

CFRP(炭素繊維強化プラスチック)製品は、ボンネットフードやリアスポイラー、プロペラシャフト等、様々な自動車の部品にも採用されています。

適用部位と軽量化効果
(  )内数値はスチール品との比較です。(参考値)

適用部位と軽量化効果の図

特長

1.軽量

部位によって効果は変わりますが、CFRP化により従来の材料(スチール)と比べて約50%の軽量化効果が期待できます。

2.衝突時の安全性向上

東レの独自技術により、衝突時に乗員や歩行者に負荷される衝撃力を緩和します。

3.一体化による部品点数削減

一体化により、部品点数削減や組立工数削減が期待できます。

4.制振性向上

CFRP化により振動減衰性や、固有振動数の向上が可能です。

5.耐久性

CFRPは材料疲労特性に優れた材料です(対スチール、アルミ)。また、耐腐食性(錆や劣化)や耐油性、耐薬品性(一部の薬品を除く)に対しても優れています。

製品例1 CFRP製ボンネットフード

東レのCFRP製ボンネットフードは、世界で初めて量産車(日産スカイライン GT-R)に採用されました。販売台数は累計2400台(/2年間)です。

1.軽量

対アルミ品比30%の軽量化が可能です。
(スチール製フード20kg、アルミ製フード約12kg、CFRP製フード約8kg)(参考値)

2.先端材料の利用

航空機や宇宙衛星にも使用される先端材料を使用することで、高級感・高性能感が向上します。

製品例2 CFRP製プロペラシャフト

三菱パジェロ、日産フェアレディZ、マツダRX-8、アストンマーチンDB9などに採用されており、これまでに累計約75万本販売いたしました。(2006.12現在)

1.軽量性

高い比剛性により中間軸受を省略でき、部品全体で約50%の軽量化が図れます(ジョイント間距離1mの場合の例)。

2.制振特性

CFRP化により振動減衰性が向上します。また高い比剛性を活かし、静粛性、走行性能向上に寄与します。

3.衝突時の破壊特性

東レ独自の接合メカニズムにより、衝突時にCFRPプロペラシャフトが低荷重(約7トン 仕様により異なる)で破壊するため、乗員に負荷される衝撃力を緩和します。